2020年度の差別おすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2020年度の差別成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月30日の時点で一番の2020年度の差別おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.1 1 2020年度の差別アニメランキング1位
アルテ(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (274)
918人が棚に入れました
舞台は16世紀初頭のフィレンツェ。絵画や彫刻が盛んな都で貴族の娘として生まれたアルテは、物心ついた頃から絵を描くことに夢中。いずれは画家になるという夢を抱きながら日々を過ごすアルテだったが、時代の流れが「女性が画家になること」を良しとしなかった。そこでアルテは、人生最大の決断を迫られる……。ルネサンス期に、ひとりの少女が夢に向かってひた走る、ヒューマンドラマ。多くの困難にぶつかりながらも、絵を描きたいと願う熱意と「自分らしく」生きようとする前向きな姿を描くその物語は、ふれるすべての人々の共感を呼び起こす。

声優・キャラクター
小松未可子、小西克幸、榎木淳弥、大原さやか、安野希世乃、秋元羊介、鳥海浩輔、M・A・O、田中理恵、戸松遥

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ルネサンス時代の女性画家が困難を克服してゆく物語

16世紀初頭、ルネサンスの頃のイタリアで、女性画家を目指す少女アルテの物語です。
いつも元気で明るく前向きなアルテから沢山の元気をもらえますよ。(^_^)

当時の世の中は、男中心の世界。
女性は結婚して家事に従事し、旦那に尽くすことが当たり前の世の中。
貴族の娘アルテは、そんな決められた未来を受け入れることができず、画家を目指します。

でも、女性のアルテには、どの画家工房の人も相手にしません。
女性であるというだけで雇ってもらえないことに憤りを感じたアルテは、長い髪を自ら切り、男たちの前で自分の覚悟を見せます。

男たちはアルテの行動に驚きますが、それでも慣習に拘り、アルテの描いた絵を見ようとしません。
そんな時、唯一アルテの絵を見てくれた工房主のレオが無理難題の条件をだし、それができたら弟子入りを認めると言います。

アルテは持ち前の頑張りで、その難題を突破し、弟子入りを果たします。

その後、アルテは、女性というだけで様々な困難に遭遇します。
それでもアルテは、その困難を一つ一つ突破してゆきます。
時には落ち込むこともあるけれど、決して諦めたり投げ出したりしません。


アルテの声優は小松未可子さん。とても元気で明るい声でした。
オープニングは 坂本真綾さんの「クローバー」元気がもらえる歌です。
エンディングは 安野希世乃さんの「晴れ模様」とても心地よく光にあふれた景色が見える歌です。


人には変えることができないものがあります。
生まれや性別、そして今まで生きてきた環境…
でも、未来は自分の頑張りしだいで、変えることができます。

アルテのように、いつも笑顔で元気に笑って、
それでいて懸命に打ち込める何かを持っていたら、
きっと明るい未来が待っているでしょう。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 56

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ルネッサンスの光と影

ルネサンス期のイタリアで貴族令嬢ながら画家になりたい一心で一生懸命頑張る少女のお話
16世紀イタリアフィレンツェの街並みがとても綺麗でとてもオシャレな感じがしますね
作中には金髪のかたが多いけど、イタリア人はラテン系なので金髪とか茶髪はあまり多くないと思う
髪の色のことを言い出したらほとんどのアニメが変ということになってしまいますけど・・・

貴族でしかも女が画家をやるのが気に入らない人が多いみたいで風当たりが強いけど、画家になりたいという強い気持ちで泥まみれになりながら一生懸命頑張る姿はけなげで応援したくなりますよね!
アルテは普段は貴族令嬢らしくおしとやかな立ち振る舞いが似合うけど、仕事している時や豪快に笑う時の表情がお人柄をよく表していて好感の持てるヒロインでしたね!

女性キャラクターの描き方が上手で、とても魅力的に描く
モブの服装もしっかり細部までこだわっているところもいい!
オシャレで丁寧で前向きでいい作品だと思います!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 42

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

おてんば娘

16世紀のイタリア・フィレンツェ。
貧乏貴族の娘であるアルテは絵を描く事に夢中。
結婚が女の幸せ、という考えに反発して、家を飛び出してレオの弟子となった。

私の専攻は日本史だったので、世界史には疎いです。
ルネサンス期のイタリア。
戦前の日本と同じように女性は家庭を守るもの、という常識があるみたいです。
絵を描く事は教養の1つ。
絵を描かせている時点で、親は投資したと考えたのでしょう。
しかし、アルテは画家志望。
主婦業VS画家
相手が金持ちという前提がありますが、主婦になったほうが安定していますね。

一番のポイントは、アルテの努力。
まだまだ女性蔑視があった時代。
女性の徒弟がいない絵描きの世界。
何事にもアルテは前向き。
CVの小松未可子さんの演技も相まって、アルテの頑張りが伝わってきます。

フィレンツェ、時々、ヴェネツィア。
登場する舞台は2ヶ所です。
同じイタリアなので、地域差は無いかもです。
(この時代はイタリアではなくローマ帝国?あたりかもしれませんが)
芸術が盛んなルネサンス期。
金銭面も含めて、余裕が無いと画家としては生計が立てられません。

好きこそ物の上手なれ。
アルテは絵を描くのが、喜びなのでしょうね。
親方のレオ、高級娼婦のヴェロニカ、貴族のユーリ。
アルテには助言をしてもらえる理解者がいました。
家出をしてまで選んだ仕事。
簡単に夢を諦める事はできません。
アルテの頑張りは女性という固定概念を破壊。
女性でも仕事ができる証明になるでしょう。

絵描きの世界は茨道。
簡単ではありません。
自然とアルテを応援する内容。
『アルテ』を見ながら「逃げちゃダメだ!」という自戒をしながら拝見させていただきました。
きっと、前向きな考えを持てますよ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 40

79.1 2 2020年度の差別アニメランキング2位
魔王学院の不適合者(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (652)
2625人が棚に入れました
二千年の時を経て蘇った暴虐の魔王――だが、魔王候補を育てる学院の適性――《不適合》!?人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王「アノス・ヴォルディゴード」。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平和に慣れて弱くなりすぎた子孫たちと、衰退を極めた魔法の数々だった。魔王の生まれ変わりと目される者を集め教育する“魔王学院"に入学したアノスだが、学院は彼の力を見抜けず不適合者の烙印を押す始末。さらには、伝説の魔王は自分とはまったくの別人という事になっていた。誰からも格下と侮られる中、ただひとり親身になってくれる少女ミーシャを配下に加え、不適合者(魔王)が、魔族のヒエラルキーを駆け上がる!!「摂理だろうと運命だろうと、奇跡だろうと、俺の眼前ではただひれ伏し消えるのみだ。」

声優・キャラクター
鈴木達央、楠木ともり、夏吉ゆうこ、松本忍、豊崎愛生、小清水亜美
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

馬鹿なッ!?暴虐のなろうが覇権を取るなど聞いたことがないぞッ!!

この夏期に私が最も生きがいとしてきたアニメ。

『魔法科高校の劣等生』のパクリみたいなタイトルと、それを誤魔化すかのように取り付けられた無粋すぎる副題。
最早ksアニメ臭しかしなかったのだが、蓋を開けてみれば、なかなかどうして、良作ではないか。
清々しいほどに万能なアノスを〈視〉ていると、30分など瞬く間に終わってしまった。

{netabare}そして、この作品の特徴として印象的なのが〈根源〉の概念だ。
“生命”とは異なる、その生物が持つ“魂”みたいなもので、これが滅ぼされない限りは、“命”を落としたとしても〈蘇生〉や〈転生〉をすることができる。

強すぎる治癒・回復能力は、作品の様々なバランスを壊しかねないため、本来は適度に自粛していくべきものである。
しかしこの作品、めっちゃ回復する。切り離された腕が瞬時に再生する。ドラ○ンボールすら集めずにヒトが生き返る。

アノスが敵を容易く葬り、流れるように〈蘇生(インガル)〉の魔法で蘇らせ、「さて」と会話を始める。お馴染みのシーンのファンは、私やファンユニオン以外にも大勢いたことだろう。

こんなにも好き放題やっておいて、なおも楽しいバトルものの作品を成立させている、高い技量を持った作者、そして、今回のアニメ化に関わった全ての人間に告ごう。

{netabare}「大義であった。」

{netabare}【余談】
{netabare}1話終了段階で続きが気になりすぎて、遂に「小説家になろう」に登録してしまった。
誤解がないように言っておくと、私個人としては、「なろう」というサイトにも、「なろう」原作のアニメにも、殆ど偏見は持っていない。

{netabare}結果論だが、アニメの内容を原作小説で先取りして読み進めることは、アニメをより楽しむための手段として意外にも有力な方法らしい。
原作者の文章は、動画や音声のみでは読解しきれない行間を、物理的に埋めてくれた。あとネタバレの対策にもなる。

それと、これ読んでて気づいたこと。
{netabare}『とある』とか、この手の作品に出てくる「変な語尾のキャラ」いるじゃろ?
これまで、この方法で簡易に行われている“キャラ付け”を見ても、「スベっていますことよ」「声優さん役作り大変そうだじぇ」としか思わなかったんだゾ。
いえ、その認識自体は今でも変わっていないのだけれど。
これ、根本的には「文章(小説)で誰が喋ってるか分かりやすくするための“キャラ付け”」だったアルね。活字とか全然読まないから今さら気づいたんだにゅ。

{netabare}ちなみにアニメの範囲は原作の3章まで。私は5章まで読み終えたところだが、面白さはさすがに3章がピークか。
正直なところ、2期はやらない方がよさそう……笑{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 22
ネタバレ

sukasuka さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最強魔王の名言集

最後まで見てから感想書こうと思っていたが、11話目があまりにアレだったので
我慢できなくなったわ(笑)
{netabare}「負けられません・・・・・こんな馬鹿げた歌になど!!!」 「うっうー♪」
久しぶりに画面の前で笑いが堪えきれなくなったwww
今期はデカダンスのBDを買うつもりだったが、何だか雲行きが怪しくなってきたので、
とりあえずこっちを買い揃える予定。
要所の台詞がいちいち名言になる主人公というのも格好いい。
声優さん(鈴木達央)の声もハマり過ぎ。
作画も平均以上は楽々クリア、というかよく動いてる。
ただ、OPとEDの曲に全く魅力がないというのは実に残念なわけで・・・。
どうせなら電波ソングにすればよかったのに。{/netabare}

■最終回まで観て
タイトルに「魔王」がつくアニメにハズレは少ない・・・なんてのをどこかで見たが、
俺の中ではまさに好感度の高い作品だった。
{netabare}繰り返すがOP曲とED曲以外はね。
さて、2期はありそうなのかなとネットで検索してみると、某アフィサイトに行き着く。
そこの元業界人(笑)によればほぼ無理なんだそうな。
制作のSILVER LINKは今年大当たり連発で続編予定が並び、とてもじゃないが
中途半端な作品に割くリソースはない。
円盤や配信など商業的な売り上げも、俺の予想だと負け組確定かな。
まぁ俺はBD買うけどねwww
唯一の望みは、KADOKAWA(電撃文庫)がなぜかこれをプッシュしているらしい。
書籍の販促と割り切って2期となれば御の字だが、その場合は制作スタジオが
変更になる可能性も大。
つーことで、俺の脳内では2期は無いorやらない方が無難という結論に至ったわ(笑){/netabare}

■続報
俺様予想を大きく裏切りまさかの2期決定、しかも分割2クール!
やっぱり電撃文庫のプッシュが効いてるのか?
それとも俺のような中年ファンユニオンが円盤を買い支えたからか?
まぁ何にしろ楽しみが増えて喜ばしいわ(笑)
アニプレックスYouTubeチャンネルにPVが出ているので観てみよう。
https://youtu.be/UeiFLMdQOWc

■更に続報
2023年1月放映開始だそうだ。
https://youtu.be/3SF4ZEWYXtw
なんでゴブリン倒しそうな声になっちゃったのwwwwwwwwww

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

魔王の役割

最初は中二病っぽさが引っかかったけど、気づけばカッコいいって思っていて、とても面白かったです!

主人公は桁違いの力を見せつける場面と、力ではなく絡め手で倒そうと迫る敵に苦戦する場面とのバランスが良く、適度な緊張感があって面白い
キャラクターも魅力的でクオリティも高く、いいアニメでした

主人公は自信過剰、自意識過剰でちょっとイタイ発言や行動が魔王学院にいる時には多かったけど、その自信は決して過剰じゃなくてむしろ謙虚すぎるのではないかってだんだん思うようになりました
主人公は罵倒されても、差別されても怒ることはないし、動揺することもない
でも、自分の大事なものを傷つけられることは絶対に許さない
傷つける者には死ぬよりも恐ろしい絶望を与える
この作品は可愛いヒロインよりも、主人公の圧倒的なカリスマ性によって支えられているとおもいました

魔王様は世界を滅ぼす?世界を救う?
小さい小さい。そんな些細なことにこだわる小さな器じゃないのです!!
魔王はただ、己の野望のために進むだけ
誰も及びもしない崇高にして唯一無二の野望のために!

始祖の魔王様は偉大でした

投稿 : 2024/12/28
♥ : 44

76.7 3 2020年度の差別アニメランキング3位
ソマリと森の神様(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (383)
1678人が棚に入れました
森の中で私は"それ"と出会った。それ(人間)は、わたし(ゴーレム)を「おとうさん」と呼んだ----。地上は異類異形の人外たちが支配する世界。人間は迫害され、絶滅の危機に瀕していた。そんなある日、森の番人である「ゴーレム」とひとりの人間の少女が出会う。滅びゆく種族「人間」と森の番ゴーレムの父娘の絆を綴った旅の記録・・・

声優・キャラクター
水瀬いのり、小野大輔、七海ひろき、鈴木達央、小野友樹、早見沙織、小林ゆう、速水奨、関智一、茅野愛衣、高垣彩陽、柴田理恵
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ソマリの笑顔のもとは・・・

とても暖かい物語です。
見終わった後、優しい気持ちになれます。

物語は遥か未来。
異類異形の人外が世界を支配しており、人間が迫害されている世界。
ロボットのゴーレムは、森の神様として森に生けるものを見守っていました。

だが、ある日、ゴーレムが一人の幼女ソマリと出会います。
ソマリに出会うことで、ゴーレムに奇跡が起こります。
感情を持たないはずのロボットに優しい感情が芽生えるのです。

でも、ゴーレムは自身がまもなく寿命で、活動を停止することがわかっていました。
活動が停止する前に、ソマリを人間に預け、幸せにしたい。
それがゴーレムの願いでした。

ソマリは、ゴーレムが大好きで、いつも「お父さん」と呼びます。
ソマリは人間に出会うよりも、お父さんと一緒にいたかった。
お父さんさえいれば、あとは何の願いもなかった。

やがて…、{netabare}ゴーレムは気づきます。
自分が最もなすべきことは、ソマリの傍にいることだと。
それがソマリを最も笑顔にすることだと、気づくのです。{/netabare}


笑顔の素敵な天使と一緒に暮らしてられる人は、
決して天使を手放さないでください。
自分がいない方がこの子の幸せだ…などとは、決して思わないでください。
だって、その笑顔は、貴方がいてこそ見せることができるのですから。


オープニングは、森山直太朗が歌う「ありがとうはこっちの言葉」
エンディングは、ソマリ役の水瀬いのりが歌う「ココロソマリ」
どちらも優しく美しい歌です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 52

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「人間」とは何か? 「親子」とは何か?

== [下記は第4話時まで視聴時レビュー: 以下、追記あり。] ==
第4話まで観た時点で、このレビューを書いています。原作は未読です。

ここでいう「人間」は、作中の種族としての人間って意味ではなくて魔物も含めた「心を持った生き物」って意味ですけど、ゴーレムは人工生命的なもので本人(?)も「ゴーレムに心や感情はない」って言ってますが、じゃあそもそも「心」とか「感情」って何なのかという、わりとAI研究寄りでもある問題がこの作品では扱われているように思われます。

また「実の親」に対して「育ての親」という言葉があるわけですが、成長途中の子供にとっての「親」とは何なのかという問題もこの作品では扱われているように思われます。

そういった問題について、ファンタジー世界をバックに考えてみようという中々の意欲作のようですね。背景美術が美しかったりする点もあって、あにこれではわりと高評価を得ているようです。

こういうストーリーへの向き不向きはあるとは思うのですが、ハマる方はハマる感じの作品じゃないでしょうか。

上記の他にも人間とその他の種族たちとの関係とか、それと関わって残されている伝承とかもわりと気になりますよね。

追記:「共同体への帰属意識」という問題も扱われそうですね。ソマリの生い立ちでは、もはや「普通の人間の社会」では暮らせないように思われます。
== [第4話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

2020.3.27追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。

最初のレビューで「気になる」と書いていた「人間に関する伝承」については、作中でけっこう明かしてもらえたように思います。

「人間」にしろ「魔物」にしろ、「被害を受けた」と思っている当事者たちはどうしてもその怨恨を拭い去ることができませんし、それを子々孫々に渡って語り継いでしまうというのは世の常といったところでしょうか。

一方、森の中で共同体との関わりを長らく絶っていたゴーレム、あるいはそのゴーレムに育てられたソマリにはそういったわだかまりはないわけです。

本作の問題を現実の人種や国籍に当て嵌めて考えてみるといろいろと思うところは出てきます。そういう意味で「良い作品」だったんじゃないでしょうか。

もちろん情緒面でも心情に訴えてくるものは多かったです。親子関係とは最初から「ある」ものではなく「作る」ものといったところでしょうか。仮に「生みの親」であったとしても、「親であろう」としない限り親子関係は成立しないんですよね…。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 49

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

こういう世界観は好き

【あらすじ】
ソマリという人間の少女と、森の守護者のゴーレムが出会い、一緒に旅をする事になった。

【内容】
本作品の世界は、人間以外にも多数の種族がいて、そんな中、ソマリとゴーレムが一緒に旅をするのだが、人間は他種族から狙われやすい対象となっている。

【みどころ】
本来感情を持ち合わせていないゴーレムが、ソマリとの出会いをきっかけに、感情らしきものが芽生えるところかな。
そして、狙われる危険性の高いソマリを守るために動くゴーレムと、ゴーレムを「お父さん」と呼ぶソマリとの絆が、一番の見どころだと思います。

【感想】
決して派手な作品では無いけど、独特の雰囲気と世界観。
つい、続きが気になってしまう作品でした。
面白いというより、その後の展開が気になる内容で、満足感はありました。
ただ、大きい動きがそれほどないため、作品の評価は分かれそう。

血のつながりも種族間も全く関係のない「父と娘」の関係はとても良かったです。

これは、どういうジャンル何だろうか?
取り合えず、1話を見て雰囲気が気に入った人は最後まで見て満足できるかも。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 22

72.8 4 2020年度の差別アニメランキング4位
BNA ビー・エヌ・エー(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (296)
1009人が棚に入れました
21世紀、それまで歴史の闇に隠れていた獣人達がその存在を明らかにし始めていた。普通の人間だった影森みちるは、ある日突然タヌキ獣人になってしまう。人間たちから逃れるために向かった獣人特区『アニマシティ』は、十年前に獣人が獣人らしく生きるために作られた獣人のための街。そこで人間嫌いのオオカミ獣人・大神士郎と出会ったみちるは、彼と行動を共にするなかで、人間の世界にいた頃には知らなかった『獣人たち』の悩みや生活、喜びを学んでいく。なぜ、みちるは獣人になってしまったのか。その謎を追ううちに、予想もしていなかった大きな出来事に巻き込まれていくのだった。

声優・キャラクター
諸星すみれ、細谷佳正、長縄まりあ、石川界人、高島雅羅、村瀬迪与

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

看板としてのヒューマニズム、ヒーローの覚醒

この作品を観て最初に思い起こした言葉がある。
それは、手塚治虫が一番嫌った言葉である。
商売として、食べてゆくために、自己嫌悪に苛まれながら標榜してきた看板であるヒューマニズム。
人間愛とか博愛主義と言い換えても良いだろう。
テレビアニメの世界で、いや、当時の社会的要求の中で、砂糖菓子の如くはかない使命を背負わされたアトムやレオたちに対する作者の贖罪の念を、今更ながら思い起こしてしまった。
まあ、それはそれとして。
ミクロイドSやワンダースリーを思い出す、ちょっとレトロな味付けなキャラ達だ。
BNA、獣人の社会に飛び込んだ狸人間の少女には、種の要求に従って、徹底的に暴れまわって欲しい。
そこに人間的なエゴを伴ったとしてもだ。

(3話まで視聴して)
一つ思い出したSF映画がある。
“第9地区”、アパルトヘイトを上手くストーリーに取り込んで、ブラックに笑い飛ばした作品であるが、この映画の主人公とタヌキ娘の設定が非常によく似ているのだ。
もしかすると、このアニメも相当ぶっ飛んだ展開になるかも、楽しみである。

(視聴を終わって)
今を生きる生命の根本、DNAには地球生命の歴史が畳み込まれている。
その内で遺伝子として働いていると考えられていたのは僅か2%。
近年の研究の中で、残りの98%に潜む驚きの秘密。

ヒーロー遺伝子、キタ――(゚∀゚)――!!

NHKのお先棒を担ぐ訳ではないが、“シリーズ人体”は面白かった。
奇しくも、エピジェネティックの考え方が再び脚光を浴びることとなり、我らケモナーも理論武装する日が来た~、という訳だ。

AhWoooooo‼️

投稿 : 2024/12/28
♥ : 23

イヌイル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

うん。見応え良しぃぃぃぃ!!!

Netflixで6話まで見ました。
triggerか・・・。すごいだろうな。期待かけまくりました。
なにしろ、pv面白そうだしキャラデザ良いから。
・・・すごい。
サービスシーンなどが特にないなぁと思いましたがその分とても現実的な世界観や安定感のある作画、そして見応えのあるストーリー。ワァオ。
キャラデザも良く、主人公の女子高生の人情に厚く優しくたまにたくましく見える姿はかっこいいとたまに感じました。
人気作品の続編などが多い(延期作品も多いが)春アニメに良いオリジナル作品がキタァァァ!ヒャッハー!と思います。ただ物足りないと思うところもあったのでこれからに期待です。
レビューを見ていただきありがとうございます。
追記
Netflixで最終回まで見ました。
・・・面白かった。面白かった。確かに面白かった。
けど、なんか。うん。
でも面白かったです。
以上。
レビューを見ていただきありがとうございます。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 12

Acacia さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

この旨味が2020年にまだ存在する事が貴重。

ネトフリで先行6話視聴。

キルラキルからお色気要素を抜いて、
1話である程度話が完結。熱血痛快コメディアニメ。

昭和テイスト。王道物語全開だったり
演出、作画、脚本でクリエイターが遊んでたり
ヒロインが可愛かったり
アクションやOPとEDがスタイリッシュだったり

咀嚼すれば、
古今のアニメが積み上げてきた旨味が
視聴者の味覚(感性)に溢れる。
そんな一品です。

特に5話の「野球回」は是非とも観てもらいたい。
旨味で頭がトリップして、満たされました。

時代に逆行。現代では個性的。とまで
受け止められかねない作風ですが、
こういった作品は世に送り続けて欲しい。

7話以降も楽しみです。
完結次第、追記します。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27

73.9 5 2020年度の差別アニメランキング5位
憂国のモリアーティ(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (276)
1057人が棚に入れました
19世紀末。産業革命が進む中、着実に勢力を拡大し栄華を極めたイギリス。しかし技術の進歩と発展とは裏腹に、古くから根付く階級制度によって、人口の3%にも満たない貴族たちが国を支配していた。当たり前のように特権を享受する貴族。明日の暮らしもままならないアンダークラス。人々は生まれながらに決められた階級に縛られて生きている。ウィリアム・ジェームズ・モリアーティは、そんな腐敗した階級制度を打ち砕き、理想の国を作り上げるために動き出す。シャーロック・ホームズすら翻弄した“犯罪卿"モリアーティ。犯罪による革命が、世界を変える――

声優・キャラクター
斉藤壮馬、佐藤拓也、小林千晃、日野聡、上村祐翔、古川慎、小野友樹

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

もちろん、あのモリーアティです。「憂国」は、なるほどそういうことなんですね…。<シャーロック・ホームズ>シリーズのメインキャラクターが軒並み登場!

[総評]
お話は<シャーロック・ホームズ>シリーズのジェームズ・モリアーティが何を同期に事件を起こしたかという観点の二次創作ものです。

ウィリアム・ジェームズ・モリアーティのやっていることは「毒を以て毒を制す」じゃないですが、素直に「ダークヒーロー物」と思うのか、それでも「社会秩序を破壊しようとしているテロリスト」と思うのかは視聴者の価値観にもよりますよね。

「貴族がやっていることが横暴だから民衆のために制裁する」というのは崇高な理念とも捉えられますし、単に彼が楽しみたいだけのお題目なのかもしれません。

もっともシャーロック・ホームズの側も、名探偵ではあっても必ずしも人格者であったり正義の味方であったりはしないわけで、謎に挑みたいという欲求を表に出しているぶん正直な人だとは言えます。

とりあえず二人の関係については、才能を持つ者同士が違う立場に立った結果として対決するというまさに「ライバル関係」といえるんだと思います。

物語は必ずしも勧善懲悪である必要はないので、フィクションをフィクションとして楽しめるのであれば本作を面白いと思える素養は充分にあると言えそうです。

== [下記は第4話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第4話まで視聴時点でこのレビューを書いています。

コナン・ドイル作の「シャーロック・ホームズ」シリーズにおいて、「犯罪卿」として名を馳せるジェームズ・モリアーティ。

本作はそんな彼が「犯罪卿」となる動機として十九世紀末のイギリスにおける階級格差の解消を掲げる、異色のクライムサスペンスです。

ジェームズ・モリアーティに兄弟がいるという設定は「シャーロック・ホームズ」シリーズから引き継がれたものですが主人公ウィリアム、兄アルバート、弟ルイスの名前は本作オリジナルのものですね。

当然ですが主人公ウィリアム・ジェームズ・モリアーティは犯罪を仕掛ける側です。基本的には特権階級に属さない「被害者」がただ揉み消されてしまう悲嘆に明け暮れているところを「クライム・コンサルタント」としてウィリアムが復讐をサポートするというストーリーであるようです。

第1話ではストーリーのテンプレートとして労働者階級や貧民の少年たちが巻き込まれた猟奇事件の犯人の特定と、被害者の父親による復讐をウィリアムがサポートする様を見せてくれました。

第2、3話の前後編ではクライム・コンサルタントとなるに至ったジェームズ・モリアーティ三兄弟の生い立ちが描かれ、第4話では使用人に恨みを買った子爵が復讐される様が描かれました。

ということで作品との相性は概ね第3話か第4話まで観れば判断できると思います。私は結構面白いと思っているので、このまま視聴継続予定です。
== [第4話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

2020.12.3追記:
第8話まで視聴終了。サブタイトルは「シャーロック・ホームズの研究 第1章」で、これは元々の「シャーロック・ホームズ」シリーズの第1作『緋色の研究』へのオマージュなんでしょうか。

第6話でのシャーロック・ホームズに続いて、ついにジョン・H・ワトソン登場です。人名は小説準拠のようですが、事件自体はいろいろとアレンジされている模様。

2020.12.8追記:
第9話まで視聴終了。ラストのカットでのワトソンの日記(?)の開かれたページの左上には「A STUDY IN SCARLET」の文字(原作のタイトル: 邦題『緋色の研究』)が書かれていましたね。

2020.12.29追記:
最終2話(第10、11話)で前後編を持ってきました。ウィリアムとシャーロック・ホームズが直接対面するストーリーでしたね。

二人が互いに興味を深めて、さらにストーリーには王室関係の何かがありそうな描写で2021年4月から予定されている第2クールへの良い助走だったと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 35

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

分割2クールの第1期

原作未読。最終話まで視聴。
分割2クールの第1期。

シャーロック・ホームズの最大にして最強の宿敵であるジェームズ・モリアーティ教授を主役に据えた物語。

貴族が平民を蔑み、虐げる階級社会が舞台。
こんな階級社会を激しく憎むモリアーティ教授が、平民を手助け、復讐を手助けしていく物語。
まあ、あくまでも非合法な復讐なのが犯罪者・モリアーティ教授らしい。
ただ、裁かれる貴族が相当クズなので、非合法な復習も止むを得ないだろう、って感じさせる。
このあたりが主人公としてふさわしいんだと思う。

ひとつの物語が1~2話でまとめられているので、サクサクと視聴できます。
ただ、貴族を貶める部分のタネが少々強引だったり、ご都合主義的な感じは否めませんが・・・。

中盤。シャーロック・ホームズが登場してからが本番でしょう。
ホームズとモリアーティがどう絡んでいくのか?

2021年4月からの第2期が楽しみです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27
ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

想像していた内容と違ったけど面白かった

原作は読んでいない。

登場人物に女性キャラがほとんどいないことや、キャラのデザインなどから女性向け作品かと思っていたけど、そんなことは全くなかった。

{netabare}シャーロックホームズシリーズは読んだことがあると思うが、昔のことすぎて何も覚えておらず、新鮮な気持ちで見ることができた。シリーズを読んでいるか読んでいないかであまり違いはないのかもしれないが。

アルバートが弟である本物のウィリアムを刺し殺したことにはびっくりした。それほどアルバートの決意が固かったということか。{/netabare}

こういう系統の作品は好きなので、第2クールも期待。物語の完結まで見たいけど、そこまでやるのかなあ

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

64.3 6 2020年度の差別アニメランキング6位
半妖の夜叉姫(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (183)
423人が棚に入れました
幼い頃、森の火事に巻き込まれ、離ればなれになった双子の少女、とわとせつな。とわは、時代樹の時空を越えるトンネルをくぐり抜け、戦国時代から現代へとタイムスリップ。かごめゆかりの日暮家の娘として育てられ、武道に長けた女子中学生に成長した。一方、戦国時代に残された妹のせつなは、妖怪退治屋のお頭となった琥珀の下で妖怪退治を生業にしていた。もろはは、かごめと犬夜叉の娘。賞金稼ぎとして「化け殺しのもろは」の異名を取り、やはり妖怪退治に明け暮れている。とわとせつなが別れ別れになってから、10年。時代樹の時空を越えるトンネルが再び開かれた。現代に現れたせつなと再会するとわだったが、せつなは何故かとわのことを忘れてしまっていた。せつなと共に、現代にやって来たもろはも加わり、とわたち「半妖の夜叉姫」が、現代を、そして戦国時代を、縦横無尽に暴れ回る!

声優・キャラクター
松本沙羅、小松未可子、田所あずさ、木村良平、浦尾岳大、ファイルーズあい

魔法天使ミク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

素晴らしいとは言いにくいが面白かった

犬夜叉のファンと言えるかどうかはわからないけど、本編/完結編200話近くのアニメ自分は3周回全部見た…まぁ、結構好きだね。

原作ほどの面白さは、恐らくなかったね。それでも、いろんな制限が付くのを前提として作り出した作品としては、私は悪くないと思ってる。
例えば、主役の姫ちゃんたちは弱すぎて、妖怪も弱すぎと言われて…でもな、設定をちゃんと覚えるならば、犬夜叉は初登場の時で150歳(封印されたときを除いて)、殺生丸は軽く300歳を超えたね。それと比べて姫ちゃん達は14歳…あの時の犬と殺ちゃんと同じくらい強いのほうが、むしろずっと不合理なことです。でも、勿論弱けりゃそんなに面白くない。何百年も経ったら強くなるだろうが、それで本編の人間達が全部死んでて話にならん。
だから、娘たちの続編を書くには、簡単なことじゃないと思う。

いい点としては、本編よりは伏線が多く、本編の一直線のストーリーと比べるとこっちのほうが頭を動かすことが必要。悪い点ならちょっと多すぎて回収しきれない所かね(笑)

キャラの性格については確かにちょっとダメかもしれないね。特に永遠…14歳の女の子としては当然かもしれないが、冒険アニメの主人公としてはちょっと甘すぎなところがいろいろ出ている。令和のガキの性差別思想にも気になる。彼女とリクのロマンス(?)も雑すぎ。私は姉妹派けどさすがにこんなアニメに百合を期待していない。それでもな、もっといい描け方があると思う。

とりあえず二期には期待している。

……作品へのコメントはこんなところだが、ネット中に殖えてる暴言については極めて残念と言わざるを得ない。
本編への冒涜、それは絶対ないと思う。むしろ突っ込む所も受け継いだと。
最終回の戦闘、なんで宇宙に飛ばしたの?いやそれは冥道だね。冥道の中に訳わからん宇宙天体が現したのは犬夜叉の完結編の時からですよ?それと本編の最終回、冥道に吸い込まれたのになぜか四魂の玉の中に閉じ込めた…それこそ夜叉姫の最終回よりもずっと意味不明のところでしょ(笑)
本編で四魂の欠片を無くすと戦国に戻れないことがはっきり描いたんだけど、なぜか奈落に取られたあとも普通に現代と戦国を往復してたし
叢雲牙を持つかつ冥道残月破ももってる犬の大将が、たった一撃の爆流破で倒した竜骨精との戦いで大怪我を負ってその直後人間との戦いで命を落とした…神無は何故か意味が全然合ってない和歌を詠ってたことも…深く考えると、正直不合理的な点が夜叉姫より原作の犬夜叉のほうがずっと多いのことだけは、言い切れる。3回も見たしね。でも面白かったし(笑)

20年も経って、あの頃子供だった私たちも大人になって、評価も厳しくなったかもしれない。でも夜叉姫はそんなことをさて置いて、悪くない作品だと。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ライトな犬夜叉ファン向け

犬夜叉はリアルタイムじゃなくて再放送で知って好きになりました。

犬夜叉の15年後くらいの話ですが、雰囲気は良くも悪くも犬夜叉そのまんまですね。メインになるキャラクターが変わっただけです。
高橋留美子先生ではなく、当時のアニメ制作スタッフが是非作りたいということで、先生監修のもと制作されたものだそうですから、雰囲気がそのままなのも当然ですね。

BGMとか演出とか、話の展開とか、犬夜叉の雰囲気がそのまま続いています。原作ファンなら懐かしく感じると思います。
前作キャラクターは年齢は15年経過しているはずですが見た目はほとんど変わらないので、そこは安心していいです。
シナリオは犬夜叉と比べちゃうと平凡で物足りないですが、普通に面白いですよ。

たぶん、ガチな犬夜叉ファンは色々と気に入らない部分あると思いますが、私のようなライトな犬夜叉ファンなら楽しめるかもしれません。

犬夜叉やかごめ、珊瑚、殺生丸など前作の人気キャラ達は要所要所で出てきますが、主役ではないので控えめ。
予算がかかっているようでクオリティは高く、説明も丁寧でわかりやすいのがいいですね。

この作品の視聴者はかなり限定されてしまうのでヒットは難しそうですね。
1、犬夜叉未視聴者に敬遠される
2、殺生丸や犬夜叉の活躍が見たい人からは期待外れに思われる
3、ガチなファンはこういう後付けの続編に対しては見る目が厳しくなりがちで低評価になる傾向がある

犬夜叉本編を見ている人限定ですが、丁寧に作られた良いアニメだと思うのでオススメしときます。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 9
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

犬夜叉の世界再び

 「犬夜叉完結編」続きのお話で、いきなり出てきた少女とわは、何をしているからの始まりだったです。
 かごめどうしているからの、珊瑚と子供達、犬夜叉、弥勒、きらら、琥珀、殺生丸、邪見、楓、りん、七宝、と懐かしいです。
 もろは、せつなも出てきて、お話どうなるな始まりです。とわ、せつな、もろはが、主役なのはOPから誰でもわかるです。犬夜叉のノリで、ここでは四魂のかけらでなく虹色真珠絡みなどで、妖怪と戦うお話だったです。

 もろは、せつなの過去、数年後再びつながる過去と現在、家族を持った草太の登場、とわ、せつな、もろはの出会いや素性、虹色真珠の秘密など、いろいろな出来事を交えて明らかになっていったです。

 かごめというより、犬夜叉にかなり似ているもろはが、いい味出しているです。とわとせつなが、また幼いころのように元に戻るのかも気になるところだったです。それに殺生丸もどうかかわっていくのか?興味深いです。

 一年も放送されたので、切りの良いところで終わると思いきや、波乱の展開での幕引きや謎、残された秘密の解決に至らないことに納得できなかったです。これからどうなるのか?「私、気になります」だったです。{netabare}いつ放送開始されるのか?わからない二章、{/netabare}どうなる事やらです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4
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